スピニングバックキックは、危険な冒険ですが、予想外の良い攻撃になる可能性があります。
構えたところから、前足を持ち上げて、ほぼ180度回転させます。
回転が終わったら、つま先は、ターゲットに対してまっすぐ後ろを向いている必要があります。
回転を始めるときは、左足を体の近くに押し込み、回転が速くなるようにします。(10.84)
右足を180度回して接地するとき(10.85)、母指球が地面についていても、回る体の勢いで回転を続けます。(10.86)
可能な限り、最後の瞬間まで足は伸ばさないでください。(10.87)
回っている間は、左足は持ち上げておきます。
バランスを保つために、体は直立させておいて下さい。(10.85)
次に、回転が終わるときに、左足を突き出し、サイドキックの場合と同じように少し前傾します。(10.89)
理想的には、さらに力を加えるために、回転しながらキックを当てたいところです。
他の格闘技とは違って、ジークンドーのスピニングバックキックは、弧を描くような回し蹴りではなく、突き刺すようなサイドキックです。
この技術の危険なところは、もちろん、相手に対して完全に後ろを向いてしまう瞬間があることです。
ですから、タイミングや距離、回転のスピードが重要です。
ターゲットから視線が離れる時間を最小にするために、回り始める前に目の前のターゲットに集中します。
次に、すばやく頭を回して、再び左肩越しにターゲットに照準を合わせます。
スピニングバックキックは、ラッシュしてくる相手に有効です。
あなたではなく、相手が近づいてきます。
相手にとっては、あなたがその場で回転しているため、距離をつめるのがより難しくなります。
そのため、相手の前手・前足からの距離を保つことができます。